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先ほど、教育新聞社の報道部長である豊村さんから電話があった。3月一杯で会社を退職されるとのこと。いよいよ、個人としての活動を本格化されるのだなと思った。
豊村さんと最初にお会いしたのは、かれこれ5年以上も前。まだ、私がライターとして駆け出しだった頃で、経済的にも貧乏のどん底に沈んでいた頃であった。その後、「教育新聞」で外部記者として記事を書かせていただくようになり、その活動が基盤となって、第一法規や音楽之友社ともさまざまなお仕事をさせていただけるようになった。すなわち、「教育新聞」は私のライター活動の原点であり、会社の原点であるとも言える。そのきっかけを作ってくださったのは、まぎれもなく豊村さんであった。
豊村さんは、在職時から、教育新聞社の本業以外の面でもさまざまな活動を展開されてきた。特に、まちづくりに関連するNPO等とは関係が深く、幅広い人脈を持っている。今後は、こうした活動をさらに掘り下げていくという。これまでの活動がベースにあるとは言え、50歳を超えてから経済的にも安定した地位を捨て、新たな道を切り拓こうとするその姿には、感服させられる。私もそんな生き方をしたい、と常々思う。