存在感がない!?

060308.jpg帰宅途中、地下鉄の中で本を読んでいたら、うっかり自宅のある王子の駅を通り越してしまった。仕方が無く、次の王子神谷駅で降り、折り返しの電車を待とうと思ったのだが、ふと王子神谷にファミリーレストランがあることを思い出し、そこで夕食を食べて帰ることにした。幸いまだ時間も早い、ちょっと一杯ビールでも飲むか!と、颯爽とファミレスのドアをくぐったまでは良かった。

店内に入った私は、窓際の禁煙席に座った。厨房やレジからは少々離れていて、人気のない隅っこの席である。間もなくウエイトレスがやって来て、注文を取った。その後、ビールとパスタが運ばれてきて、私は本を読みながら、ゆったりとした時間を過ごした。

しばらくしてビールが切れた。私はおかわりをもらおうとウエイトレスを呼ぼうとした。だが、店の一番端に位置するこの席の近辺には、ウエイトレスが通る気配が全くない。呼び出しボタンがあればいいのに…と思いつつ、私はやむ無く「すみませーん!」と大きな声をあげた。だが、気付いてくれる気配はまったくない。

何度か大声をあげた後、私は諦めてウエイトレスのいる厨房近くまで歩いて行き、「ビールおかわりください」と言った。ウエイトレスは恐縮した様子で「失礼しました」と言い、しばらくして席にビールを持ってきてくれた。

その後も、同じようなことを何度も繰り返した。ドリンクが切れるたびに、大声で呼ぶものの気付いてもらえず、仕方なく厨房近くまで行って「おかわり」と言う。そんなことを繰り返しているうちに、すっかり酔いも覚めてしまった。

ふと思ったのだが、どうも私は「忘れられてしまう」ことが多いタイプの気がする。飲み会やイベントの連絡を忘れられたりして、「悪い!悪い!すっかり(声をかけるのを)忘れてたよ」なんて、言われることが結構ある。あまり目立たないタイプだからなのだと思うが、初めて入ったファミレスでまで同じの扱いを受けてしまうと、ちょっと悲しくなってしまう。身体のどこかから「目立たないオーラ」でも出ているんだろうか。

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