美声に感動

060314.jpg今日、ナレーターの山下しづ香さんが来社。「子どもの安全と危機管理」DVD(第一法規刊)のナレーション録音をしていただいたが、プロのナレーターとは本当に凄いものだなと感服させられてしまった。

何が凄いかといえば、お世辞を抜きにして、「何から何まで凄い」のである。
声の張り、言葉の滑らかさ、歯切れの良さ、抑揚の付け方等等、どれ一つとっても全くと言って良いほど非の打ち所がない。山下さんの声が響いただけで、室内の空気が一瞬にして厳かになったという感じで、うちの事務所のメンバーもその美声に酔いしれてしまった。

加えて、私たち制作者への気配りや心づかいも、実に素晴らしかった。今回の収録では、私の段取りの悪さ等もあっていろいろと迷惑をおかけしたのだが、どんな状況にも嫌な顔一つせず、気分よく対応くださった。人の仕事に感動するとはまさにこの事。こうした瞬間があるからこそ、「自分も頑張らねば」と思うというものである。

話は変わるが、ナレーションの収録をするとき、うちの事務所はパソコンやエアコン、空気清浄機、加湿器、ファックスなどあらゆる電化製品の電源を落とす。ノイズを消すためなのだが、これだけの電源を一斉に落とすと、事務所内は奇妙な静寂に包まれる。この静寂に居心地の悪さを感じてしまうあたり、自分はすっかり都会暮らしに慣れてしまったのだなと、ちょっと寂しくなってしまった。

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