コンクリートの壁、壁、壁

060407.jpg昨晩は夜の10時半に高円寺での取材が終わった後、事務所へ。少し仮眠を取った後、今日締め切りの原稿の執筆に取り掛かり、結局オフィスで朝を迎えることとなった。久々の事務所泊まり。大きな原稿を一つ書き終えて、一仕事終えた充実感こそあれ、大きな疲労にも襲われている。

写真は事務所から見える景色。大きなビルに阻まれ、景色と呼べるほどのものは何もない。建物の向こうは、首都高が走る。いずれにせよ、コンクリートの無機質な空間。せめて木々の数本でも窓の外に見えれば、徹夜明けの疲れを癒してくれるのではと思ってしまう。

ふと思ったのだが、ここしばらく“土”を踏む機会がめっきり少なくなったように思う。先月、学校の取材に行って、グラウンドに足を踏み入れて靴に泥が付いたとき、記憶の彼方からやってくる妙な懐かしさを感じてしまった。都会暮らしでは、靴が水浸しになることはあっても、泥にまみれることはない。

朝から晩まで、鉄筋やコンクリートに囲まれた毎日。きっと身体にひしひしとダメージを蓄積しているのではないかと思う。