地下鉄のなぞ

060501.jpg東京の地下鉄は本当に便利である。路線によっては、乗り換えることなく郊外から都心へと来ることができる。いわゆる「乗り入れ」である。私が利用する南北線も「埼玉高速鉄道」が乗り入れていて、浦和美園から乗り換えずに都心へと向かうことができる。

でも、東京にはこの「乗り入れ」がない地下鉄が2本ある。丸の内線と銀座線である。実はこの2本の地下鉄、他の路線と構造的にもまったく異なっている。外観を見るとわかるのだが、この2本の地下鉄には、屋根に「パンタグラフ」(電線から電気を取る装置)が乗っていない。理由は、電気を上ではなく下(線路側)から取っているからである。

なぜそうなのかというと、一言で言えば、銀座線と丸の内線が古い型式の地下鉄だからである。昔の地下鉄は、地下を土を掘る量をなるべく少なくするため、電気は線路側から取るようにした。もし、パンタグラフが載っていれば、その分を余計に掘らなければならないからである。

その代償として「乗り入れ」ができなくなってしまった。井の頭線と銀座線なんて、相互に乗り入れていればとても便利に違いない。だが、これは構造的に不可能な話なのである。

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comments

 都心に行くと地下鉄を利用しましますが、あの人の波に圧倒されます。地元が札幌なので地下鉄には慣れているつもりでしたが「人!人!人!」
暇だったのでどの位、通行人が来るか数えてみたことがあります。10分間でわが町の人口を超える人が私の前を通りすぎていきました。それだけで
「おーすごい」と思ったものです。
 「井の頭線」と「銀座線」そんな謎があったのですね。
地下鉄の切符がすごく安いのでいいのですが、日比谷線の一部の駅にエレベーターが無いのでベビーカーを持っているとすごく困ります。
 通行人に「助けてもらえませんか?」とお願いしたら2人に無視され、3人目は手伝ってくれましたがプンプンした態度でいってしまいました。もう手伝いを頼むのはやめようと決意した次第。
 妊娠中や子供連れで乗ったときも「席を譲りましょう」と言ってくれる人はあまりいなかったです。みなさん疲れているのですね。札幌の地下鉄だとすぐに席を譲ってもらえるので。

私も元が田舎育ちなもので、東京の電車の混雑は大の苦手です。最初に乗ったときなんか、ほんと正気の沙汰でないと思いました。網棚に置いたカバンが人並みに押されて遠ざかってしまい、大慌てしたことをよく覚えています。

確かに不親切な人、マナーが悪い人も目立ちます。何となく社内が殺気立っているようにすら思うこともあります。きっと、生活に対するゆとりの無さ、毎日の閉塞感が、人々から優しさという根源的なものを奪い取っているんだと思います。

昔読んだ本に、「マウスには個体の適正な密度というものがあり、それを超えて押し込めると、異常行動を起こし始める」と書いてありました。今の東京はそんな感じなのかもしれませんね。

昨日、地下鉄博物館に行きました。館内のパノラマのお姉さんの説明の中に、銀座線・丸の内線の話しがありました。
息子が関心していました。

そうだったんですか。
井の頭線と銀座線が乗り入れてくれれば、通勤が飛躍的に楽になるのに・・・
ちなみに銀座線の渋谷駅はホームが狭すぎて、たいした人数でもないのに朝はいつも混んで大変です。

そう言えばkitanoさんはこの路線でしたね。乗り入れてくれれば、会社まで乗り換え無しで済むのに、気持ちはよく分かります。
銀座線は、狭いホームが多いですね。事故にならないかといつもハラハラします。

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