てるてる坊主

060726.jpg先々週、久々に実家に帰省したとき、家の中に奇妙なオブジェが飾ってあった。写真がその物体なのだが、いわゆる「てるてる坊主」。父がティッシュと布を使って作ったモノなのだが、何かちょっと違うというか、ただならぬ雰囲気を漂わせている。正直言わせてもらえば、顔が少々むさ苦しい。「てるてる坊主」特有の愛くるしさが無いのである。

原因は恐らく「人の顔」を書いてしまっているからなんだろう。母親は「てるてる坊主の顔なんか“丸書いてチョン”でいいのにねぇ…」と、少々呆れ顔で苦笑いをしていた。父に聞いたところ、「てるてる坊主」を作ったのは、実に「60年ぶり」とのことだ。

この「てるてる坊主」、父が楽しみにしている同窓会の日のために作ったものだと言う。父は現在72歳。完成品のデキは別として、そんな歳になっても「てるてる坊主」を作ろうとする純真さには、ちょっとステキだなと思ってしまった。

comments

パパ、グッジョブ!
唇の下のあごのラインがなんともいい感じ。何かたくらんでいるような目つきも気に入りました。
今夜、確実に夢に出てくる気がします。

obata②さん、コメントありがとうございます。うちの父もたまにブログを見ているようなんで、削除依頼が出るかもしれません。(笑)期間限定公開ということで。