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日本の法律は、なぜにかく複雑難解なのであろうか。どの法律を読んでも、何が何だかさっぱり分からない。条文を読むと、「詳しいことは政令で定める」と書かれてある。で、政令を見ると「詳しいことは省令で定める」とある。で、省令を見ると、「詳しいことは○○大臣が決める」なんて書いてあったりする。
つまり、ある罪を犯したとして、その罰がどの程度のものになるのか、法律だけを読んでも分からないのである。法律は大枠を定めただけで、詳しいことは内閣府が定め、さらに詳しいことは省庁が定めるというのが、日本の法律の構造。一般人が読み解けるようなレベルの代物ではない。だからこそ、弁護士やら裁判官やら行政書士やら専門職が存在するのである。それにしても、もう少し分かりやすくならないものかと、いつも辟易させられる。
…なんて愚痴を書いたのは、ちょうど今、「廃棄物処理法」の「法律・施行令・施行規則」の3段表示プログラムを製作中だからである。どんなものかと端的に言えば、複雑難解な法令を分かりやすく解読するためのプログラムである。「プログラム」といっても、HTMLを用いたものなので、PC言語に関する専門的な知識はいらない。でも、法律に関する知識は必要とする。そんなこんなで、もう5年も制作してきているプログラムなのだが、これだけは外注できず、私がコツコツと制作している。
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