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役所なんかに電話すると、担当部署を「たらい回し」にされることがあるが、いま取材先の選定で同じような憂き目にあっている。『CUE』の2006秋号の記事で、「学校の暖房器具の安全な使い方」について、どこか専門的に話してくれる人を探しているのだが、どこに掛けても「別を当たってください」と言われる始末。いい加減、げんなりしている。
最初に電話をしたのは、事故情報をデータベース化している「独立行政法人製品評価技術基盤機構」。だが、安全管理の問題までには言及できないとして、「日本ガス・石油機器工業会を当たってください」と言われてしまった。・・・で、早速その日本ガス・石油危機工業会を当たってみると、「うちよりも日本暖房機器工業会が良い」とのこと。その後、文教施設協会、北海道教育委員会へとバトンは引き継がれたが、いずれも不調に終わった。
最終的に、学校に多くの暖房機器を納入している「サンポット」というメーカーの担当者が、取材を受けてくださることになった。大して会社の宣伝にもならない取材なのに、ありがたい限りである。今回はテーマが難しかったのも確かだが、やはり役所や財団法人よりも一般企業は親切だなと感じてしまった。
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