私のブログ

060823.jpg確信犯的にこんなことを書いてみるのだが、私のブログを読んでいる人は、知的水準の高い人だと思う。誤解のないように言っておくが、書いている本人は、決して知的なわけではなく、ただ少々理屈っぽく、論理をこね回すの好きというだけである。改めて読み返してみると、私のブログはとにかく「面倒くさい」し、読んでいて「疲れる」。そんな面倒で疲れるモノを好き好んでチョイスする人は、きっと相当な「脳力」の持ち主、あるいはマニアックな人のいずれかだと思う。

他人のブログを見ると、文章として成立しいていないものが多い。主語と述語が成立していなかったり、文章がねじれていたり、誤った日本語を使っていたりする。だが、それが「読みにくい」かと言えば、悔しいことにそうではない。稚拙な文章なのに、なぜかすっと心の中に入っていく。論理性に欠け、実は単に日常の愚痴を綴っているだけなのに、「面白い」と感じるのは、多分、人間の感情や感性に訴えかける飾りのない言葉が記されているからなんだろう。

それに比べると、私のブログは大義名分だらけで、すっと心に入っていくような代物ではない。インターネットという手軽で自由なメディアを、重々しいものにしてしまっている感さえある。そんな頭脳スタミナばかりを要する文章を読んでくださる人とは、きっと「頭を使うこと」が好きな人なんだと思う。

2006年08月23日 22:42
《 需要と供給｜戦車をください 》