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人間が月面に着陸したという事実は、NASAによる「でっちあげ」という説が広がっているらしい。そう言えば私も数年前、とあるテレビ番組で、そんな特集をしているのを見た。そんなバカな!と思える話だが、「捏造説」を唱える人の話を聞けば聞くほど、単なる「都市伝説」では済まされないように思えてくる。
「でっち上げ」の根拠は幾つかある。空気のない月面の旗がなびいていること、引力が弱いのに舞い上がった砂がすぐに落ちること、二人の宇宙飛行士の影が不自然なこと、どの写真にも星が写っていないこと等々。これ以外にも、多数の根拠が示されている。もし、これが事実だとすると、万博で大騒ぎした「月の石」は、「その辺の石」ということになるのか…。
確かに、人間の月面着陸を捏造することは、さほど難しいことではなかろう。当時、ソ連と宇宙の覇権を争っていたアメリカが、月面着陸をでっち上げることでアドバンテージを築こうとした可能性はある。もし、月面着陸が「捏造」だとすれば、NASAは今、自分たちがでっち上げた「未来」に追いつくため、必死にもがいているに違いない。シャトルの打ち上げに四苦八苦しているアメリカの姿は、嘘を必死に取り繕おうとして、ボロを出しているかのようにも見える。