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長年、ライティングの仕事をしてきて分かってきたのだが、どうやら頭脳にも「スタミナ」というものが存在するらしい。特に文章を書くうえでは重要な要素で、この「頭脳スタミナ」が切れると、筆がまったく進まなくなる。そんな状況下で無理矢理に文を綴っても、ろくな文章が書けない。
でも、不思議なもので、その頭脳スタミナなるものは、少しの時間気分転換をし、書いている記事のことを頭から消し去ると、回復してくる。あるいは、別の文章(ブログ等)を書いたりしていることで、回復することもある。別に頭を休める必要はない。いったん「頭から消し去る」ことができれば良いのである。
文章に詰まったとき、頭脳スタミナは急激に消耗する。まるで坂道でトラップにはまった自動車のようになる。そんなときは、いったん前に進もうとするのを諦めて後ろに下がり、助走をつけて突破するのが得策に違いない。最近、ようやくそのコツなるものを掴めてきたような気がする。