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デザイン、ライティングに共通して言えることだが、仕事においてモノを作る・生み出すときに大切な視点は、「使う側」を意識することだと思う。その意識が欠如すると、出来上がったものは極めて粗悪で、役に立たないものとなってしまう。
例えば、学校経営関連の書籍であれば、読者である校長や教頭を意識し、彼らがどんな情報を欲しているのかを、常に意識しておく必要がある。その視点は、ライター・編集者だけでなくデザイナーにも共通している。「美しい見せ方」ももちろん大切だが、読者に必要な情報を分かりやすく使えるための「見せ方」が、何よりも求められる。
当たり前のように思えるが、実はこれがなかなか難しい。デザイン・ライティングに限らず、市販の工業製品も含めて、意識する先が消費者ではなく、会社や上司、クライアントなどに向いてしまうケースは珍しくない。無論、上司やクライアントの「好み」や会社の「方針」をまったく無視しろとは言わない。だが、こうした内向きの論理が支配的になると、出来上がる成果物が粗悪になるばかりでなく、所属する人間の思考までをも停止させてしまう。
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