ダンボールで終電

061011.jpgもう1年くらい前の話だが、終電も迫った夜12ごろ頃、事務所でダンボール箱を解体していた。パソコンが梱包されていた大きなダンボール箱である。終電の時間は12時9分。私は終電4分前の12時5分に、解体したダンボールを持って事務所を後にした。ダンボールをゴミ捨て場に置いて、小走りで駅に向かえば何とか終電に間に合う算段である。

ところが、いざマンションのゴミ集積所に行ってみると、鍵がかかっている。どうやら夜の10時半以降は、締めてしまうらしい。さて困った。このまま段ボール箱を放置して行くわけにはいかない。かと言って、一度事務所に戻ると、終電には間に合わなくなる。こんなことでタクシー帰りになるのは嫌だ。かと言って、その辺に捨てていくわけにはいかない。どうしよう…。

結局私は、そのダンボールを持ったまま、終電に乗り、自宅マンションのゴミ集積所に捨てることした。ところが金曜日だったこともあり、終電は大混雑。そして、大きなダンボールを持った私は大迷惑。金曜の終電に、小汚いダンボールを小脇に抱えて乗り込んでくる30代の男。一体周囲にはどう映ったのだろうか…。

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