でしゃばり気疲れ空回り

061114.jpg仕事というものは、なかなかにして難しい。特に一つのプロジェクトに複数の人間が関わる場合は、キーとなる人物がきちんと全体をコントロールし、方々に気を回す必要がある。私の場合、立場上そのキーパーソン的な役を担わされるケースが多いが、個人的に、そうした仕事は比較的得意な方ではないかと思う。

だが、少々でしゃばりすぎる嫌いがあることを最近は反省するケースが多い。昨日も一つ、そんな「でしゃばり癖」が出て、自己嫌悪に陥ってしまった。大人しく言われたことだけをしていれば穏便に済むことを、妙に気を回しすぎて、複雑な状況をさらに複雑にしてしまった。周囲には「佐藤は一体どうしたかったんだ?」と、不可解に思われたに違いない。

要は「心配性」なのである。ライターさんとの連絡が取れなくなると「失踪したんじゃないか」とか、短い事務的なメールがくると「怒っているんじゃないか」とか、納品物の仕様が変わると「予算は足りるだろうか」とか、悪い方悪い方へと考えてしまう癖がある。その防御策として、先手先手で“リスクヘッジ”に走るのだが、気疲れすることこの上ない。もう少し、肩の力を抜いて「成せば成る」的に生きてゆかねば、身体が持たないように思う。

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