食料その日

061117.jpg新潟出張で、上越市立大手町小学校が実施している「食糧その日」を取材してきた。この実践は、子どもたちが通常の1~2割程度の量の食べ物で24時間を過ごす、いわゆる1泊2日の「飢餓体験」で、毎年同校の5年生が挑んでいる。今年で20年目とのことだから、単なる「食育ブーム」に乗った実践とは一線を画すことができよう。

こんな言い方をしては不謹慎だが、とにかく子どもたちの様子がおかしくて仕方なかった。夜は元気一杯、やんちゃしまくりだった子が、朝起きると「力が入らない~」と立てなくなったり、「気持ちが悪い~」と訴えたり、完全なるガス欠状態。人間、こんなに簡単に生気を奪わてしまうんだと、「食べる」ことの大切さを痛感してしまった。

そんな子どもたちを横目に、私はと言えば、ホテルに戻った後、郷土料理をたらふく食べて、地酒4杯を煽るという贅沢三昧。子どもたちが空腹でひもじい思いをしているというのに…。大人って本当にダメだなと思ってしまった。

(写真は子どもたちの夕食。私が食べた豪華料理【昨日のブログ参照】とは「雲泥の差」ですね…)

comments

初めまして。現在オランダに住んでいる者です。「不言実行」で検索をしたら御社のHPに行き着き、社長ブログへと流れ着きました。

この学校の試み素晴らしいと思います。
しかし美味しい日本料理屋がないオランダでは、この給食もとっても美味しそう!

知り合いにイスラム教の人がいましたが、ラマダン(断食月)にはやはりお腹を空かせていましたね。

突然の投稿失礼いたしました。

オランダからのコメント、ありがとうございます。偶然こうして見てくださった方からコメントをいただけると、とても嬉しく思います。

HPも拝見しましたが、オランダのことで勉強になることがたくさん書かれていますね。私には「日本と古くから貿易していた国」「サッカーが比較的強い国」といったイメージしかないですが、とても身近に感じられて、行ってみたい!と思いました。

私のブログは下らないウンチクばかり書いておりますが、よろしければ、たまに覗いてみてください!