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再び上越出張の話なのだが、子どもたちが空腹体験をしている頃、私は郷土料理とともに、「利き酒セット」を堪能していた。写真がその「利き酒セット」だが、いわゆる新潟の地酒4種が御猪口(おちょこ)1杯ずつ入った嬉しいメニューで、これで880円というのだからお得感も大きい。4種の銘柄は、「八海山」「〆張鶴」「雪中梅」「久保田(百寿)」で、いずれも有名どころばかりである。
さすがにこれだけメジャーな日本酒なら、私も多少は味の違いが分かるだろう…と思い、順々に一口ずつ口をつけていった。だが、分からない。まったくもって違いが分からないのである。添付の説明書きに「淡麗」(八海山)とか「ほのかな甘み」(〆張鶴)とか「しっとりした」(雪中梅)とか「雑味が無い」(久保田)とか書かれてあるのだが、私が飲む限りはどれも似たりよったり。というか、どれ一つとっても「淡麗」で「ほのかに甘く」て「しっとり」していて「雑味が無い」のである。
要は、私はほとんど日本酒の違いが分からずに、「銀盤(富山の地酒)が好き」とか「本醸造より純米」とか、「吟醸より大吟醸」とか、カッコつけた事ばかり言っていたことになる。何とも恥ずかしいかぎり。ただ一つだけ言えるのは、どれも「美味い」ということくらいである。
by kusakabe@二日酔い :2006年11月21日 12:31
その銘柄で880円は安いですよね。
吟醸酒<ワンカップと判断してしまう私も人のことはいえませんが、味の違いなどどうでもいいんです。
いま口に入れた酒さえうまければ!
by satoh :2006年11月21日 12:45
kusakabe@二日酔いさん、期待通りのコメント、ありがとうございます。(笑)
そういえば、いつぞや旅先の宿で、地酒の吟醸酒を「マズイ」と言って、ワンカップを買いに自販機へ走った貴殿の姿が忘れられません。我々が高級な酒を飲むのは世間的に「勿体無い」のかもしれませんね。