学校間格差

061204.jpg今日は、学校防災に関する撮影で、東京都文京区内の小学校へ。各教室や理科室、家庭科室などを回り、約3時間ほど、ビデオカメラによる撮影をさせていただいた。

いつも思うのだが、文京区の学校の子どもたちは、とても大人びているというか、品が良いというか、独特の雰囲気を持ち合わせている。学級のまとまりもよく、先生の言うこともよく聞く。私たちが撮影をしていても、カメラに向かって“ピース”をしたりすることもなく、どこか達観しているような様子。おかげさまで、仕事はとてもやりやすい。そう言えば、文京区の他の小学校に行ったときも同様のことを思った。

校長先生によると、ここの学校では6年生の約6割が私立中学校を受験するとのこと。そんな状況で、3学期は教室に閑古鳥も鳴く日もあるという。もちろん、そんな学校は都内にそう多くは存在しないであろう。だが、もし今話題の「教育バウチャー」が導入されれば、そんな公立のブランド校も各地域に現れてくるであろう。だが、必然的に「逆」の立場に立たされる学校も出てくるであろう。そんな教育の未来予想図は、想像もしたくない。

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