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TBSの昼の番組「はなまるマーケット」で、「トイレに熱湯をかけてから磨くとキレイになる」と報道したところ、それを実際に行った視聴者から「便器にヒビが入った」などの苦情が入ったという。なるほど、熱した土鍋を急激に冷やすと割れてしまうケースがあるが、それと同じ原理なんだろう。それにしても「トイレが割れる」とは、タダゴトではない。
ふと考えてみたのだが、仮に視聴率が10%ととして、500万人がその番組を観たとする。たぶん、うち1%の5万人ほどがそれを実践する。その殆どは「キレイになった」と喜ぶだろうが、うち5%の2500世帯くらいは老朽化が進んだ陶製の便器を使っていて、「便器にひびが入った」と言うかもしれない。「2500トイレ」は、もし補償するとなるとバカにならない金額であろう。
改めてテレビの怖さを思い知ってしまった。それにしても、古い陶製のトイレに熱湯をかけたら、割れる危険性があることくらい、気付かなかったのだろうか。ふと、濡れた猫を電子レンジで乾かしたアメリカ人の話を思い出してしまった。今後、人々の教養や常識のレベルが下がれば、テレビは何も放映できなくなってしまうんじゃないだろうか。
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