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安部内閣の肝いりで発足した教育再生会議が、最初の報告書をとりまとめて公表した。ヤンキー先生こと義家弘介氏、ワタミフードサービスの渡辺社長など、個性豊かなメンバーが揃っているだけに、どんな仰天企画が飛び出すのかと当初は戦々恐々としていたが、実際に上がって来た報告書は、極めて常識的というか、「普通」だったなというのが、正直な感想である。
安部内閣の傾向からすれば、いわゆる「右寄り」な人が集まって、そうした提言がなされるのかなと当初は思っていたが、人選は極めて「バラバラ」で、むしろ大衆受けを狙った感が強かった。この辺は、小泉内閣の手法を踏襲しているのかもしれない。結果として、議論はうまくまとまらず、最終的には事務局サイドの意向がつよく反映した報告書となったのではないかと思う。
きっと、メンバーからすれば、不完全燃焼の感が強い報告書であったに違いない。だが、教育現場のことをよく知る自分とすれば、比較的無難な線でまとまって、ほっとしている。現場の視点をないがしろにした教育改革が半ばパフォーマンス的に敢行され、現場の教員が右へ左へ振り回されているというのが、ここ数年の実情だと思う。
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