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先週末、仕事オンリーの連休にするのが悔しくて、深夜の2時頃にビデオレンタル店へ行き、映画を借りてくることにした。で、チョイスしたのが「県庁の星」。何とも芸が無いというか、捻りが無いというか、庶民的な選択だなぁと思いつつ、「役所とスーパー」「巨大組織と中小」の対比をどう描いているのか、少々興味があったので、借りてみることにした。
ストーリーは少々出来すぎで、主演の野村(織田裕二)が次第に役所的思考から民間的思考、庶民派へと変貌していく姿は、ちょっと現実離れしているように思えた。ただ、中小スーパーの実態とはいかなるものかについては、とてもよく描けていたように思う。厳密なルールやマニュアルに頼っていては「民間は回っていかない」という言葉は、その考えが正しいかどうかは別として、的を射ているように思った。
組織体は大きくなればなるほど、細かなルールやマニュアルが仕事を支配する。その典型例が、官庁や県庁などの官僚組織であろう。もちろん、ルールを守ることは大切だが、時にそれが人間の思考を硬直的にし、自由な発想を奪ってしまうこともある。そんな状況下でも、自分らしさをしっかりと持ち、表現していける人間というのが、本当の意味で凄いヤツなんだろうなと思う。
by kitano :2007年02月15日 23:53
映画は見ていませんが、小説は読みました。
実態という意味では、活字のほうが面白いのかもしれませんよ。
どうしても映画にすると
美男美女になってしまうんですよね(笑)。
by satoh :2007年02月16日 10:22
Kitanoさん、コメントありがとうございます。原作小説があるんですね。確かにどんな小説も、映画になると美男美女になってしまうんですよね。(笑)
こんど、小説も読んでみます。