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正月から1日も休んでいないのだが、なぜか体調はすこぶる良い。また、過重なほどのストレスがかかっているはずなのに、精神的に別段病んでいる感もなく、心身ともにまずまず充実している。自慢じゃないが、いったいこのタフネスぶりはどうしたんだろう。昔から「病弱」「虚弱」を言われ続けてきただけに、その変容ぶりに我ながら驚いている。
…と、そんな話をしていたら、友人が「脳のどこかが壊れているんじゃない?」と、冗談半分に話してくれた。人間は脳の一部を損傷することで、痛みを感じる神経が作用しなくなり、骨を折っても流血しても「痛くない」状態になることがあるらしい。
身体的な痛みはさておき、精神的な痛みは、脳のどこかが壊れていてれば、やり過ごすことができるかもしれない。「脳が壊れている」とは、人間的にどこかしら崩壊しているような感じ。言い換えれば、「真面目」で「几帳面」で精神的にきちんとした「正常な人」ほど、ストレスをやり過ごすことができず、自律神経失調症やうつ病になってしまうのかもしれない。
少しくらい前まで、私もそんな「正常な人間」だったと思うのだが、ここ数年はすっかり「壊れた人間」になってしまったんだろう。そうでなければ、小心者の私が会社なんてやっていけるはずがない。