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今日、仕事で一つ命拾いをした。本間さんに、4月発行のDVD『子どもの安全と危機管理』の完パケ(本で言うところの校了紙)をテープに吐き出してもらい、その映像を見ながらDVDのチャプターメニューを作っていたのだが、そこで信じられないような不具合を発見してしまった。何とナレーションの一部(ほんの3秒ほど)の音量が、聞き取れないほど低くなってたのである。
3年ほど映像制作をしてきた中で、こんな不具合は初めてのこと。映像ソフトにもパソコンにも、特段エラーはない。通常、考えられないことである。腑に落ちないまま本間さんに再出力してもらったが、今度は別の個所に同様の不具合が出た。一体何がどうなっているのやら…。
最終的に、出力用のilinkケーブルを取り替えることで問題は解消したが、「想定外」の瑕疵に肝を冷やす思いだった。DVDチャプターメニュー制作は、別に映像を通して見なくてもできるから、不具合を見つけたのは偶然中の偶然。危うくそのまま納品し、DVDとなって刷られるところだった。Webといい、DTPといい、映像のノンリニア編集といい、最終的には人間がきちんと見ることの大切さを痛感した1日であった。