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取材でよく小中学校に行くが、都心の学校の多くは、最寄駅から徒歩で行ける圏内にある。だが、同じ東京都内でも足立区や江戸川区となると、バスやタクシーを利用しなければならないこともある。とは言っても、要する時間はせいぜい10分前後。タクシーでもだいたいは千円以内で行けてしまう。
だが、これが地方となるとそうは問屋が卸さない。「タクシーで30分」「バスは1時間に2本」なんてケースも珍しくなく、映像取材で重い荷物を携えている時などは、非常に辛い。バスから田舎道を眺めると「こんな田舎にも学校があるんだなぁ…」と感慨深く思い、「こんな環境で育つ子は、きっと健全にまっすぐ育つんだろうなぁ」なんて考えたりする。
…と書きつつ、よくよく考えてみたら、私の出身の「大津市立田上小学校」も同じような環境にあることに気付いた。最寄のJR「石山駅」からはバスで約30~40分。タクシーだとゆうに4千円くらいはかかる。中学校はもっと遠く、バスで50~60分。タクシーだと5千円を超すかもしれない。そんな「ド田舎」の学校で育った私だが、自身がイメージするほど「健全」で「まっすぐ」は育ってはいないような…。