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数年前、「世界に一つだけの花」という歌が大流行したが、この歌について友人が「何だか、オンリーワンってあまり好きじゃないんですよね。特に小さいうちから、そんなこと言っていたら、厳しい競争社会でやっていけないように思うんですよ」と話していた。歌の良し悪しは別問題にせよ、友人の指摘はある程度的を射ているような気がする。
誤解の無いように言っておくが、人間の個性を尊重することに関しては、何ら異論はない。一人ひとりの人間が「世界に一つだけの花」であることは確かだと思うし、そんなプライドと気概を持っていてほしい。だが「オンリーワン」の思考をあまり幼少期から植え付けすぎてしまうと、実社会に適応できないタイプの人間が増えてしまうのではないか…と、危惧してしまうのだ。
極端な話を言えば、「挨拶をしない」「授業中に立ち歩く」「人の話を聞かない」といった行為も、見方を変えれば「個性」になるかもしれない。これらの行為が本質的に「悪」かどうかと問われれば、「悪」と言い切ることはできないが、一方で、こうした慣習に適応せねば、実社会で生きていくことに支障を来たし、果てには生活していけなくなってしまうかもしれない。
だから、善悪は別として、最大公約数の原理に飲み込まれ、その中で競争していくことも、実社会で生きていく上では必要となる。もちろん、イチローや中田のような「孤高の天才」になれれば話は異なるんだろうが…。
by kageyama :2007年06月19日 13:50
私もこの曲、苦手です。両手をあげて賛同します。競争社会がどうの・・・というのではないのですが、何ら苦労をしてない、したくない人が聞くと、何もしなくてもいいんだという言い訳にされてしまうのがイヤなのです。「オレはオレ・・・」って生き方はうらやましくもありますけどね。
by satoh :2007年06月19日 15:57
kageyamaさん、コメントありがとうございます。確かに「オレはオレ」という生き方、羨ましいものがありますよね。ある意味で反面教師なんでしょうが…。
by 招き猫男 :2007年06月19日 21:27
曲に対する評価、なるほどと思いながら日記とkageyamaさんのコメントを読ませていただきました。
目標を持ってきちんと努力し闘ってきた、けれどどうしても勝利を手にすることができなかった者は、この曲で癒されてもいい、好んでもいいと思いますが・・・・ハナから「俺は俺」って開き直られると困りますね・・・・
by satoh :2007年06月20日 13:40
招き猫男さん、コメントありがとうございます。記事を読むと、歌のことを批判的に捉えているように見えるかもしれませんが、私自身もこの歌に癒されている人間の一人です。(笑)
まあ「そんな見方もある」程度に読み流してください。