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先日のロケは、カメラ、音声、ディレクターなどが、ほぼ自分と同年代の30代の方たちで、役者さんの中の一人も同世代だった。皆、その道のスペシャリストばかりで、“プロの仕事”を随所に見せてくれた。考えてみたら、自分も社会に出てから丸12年。その間、彼ら彼女らはその道に専念し、腕を磨き続けてきたわけだから、当然と言えば当然である。
一方、今回の本プロジェクトにおける私の役割といえば、「プロデューサー」と「シナリオ執筆」と「スチール写真の撮影」、そして「雑用」。何とも一貫性がない…。周囲には「それを全部こなせるのだから凄い」と言われるが、自分から言わせてもらえば、どれもその道のスペシャリストには及ばない。映像制作であれ、執筆であれ、デザインであれ、役者であれ、何か一つを極めたプロの仕事というのは、本当に凄い。
役者さんの一人は、私がシナリオライターとして撮影に立ち会っていると思ったようで、ロケ後に話をした時、「えっ?佐藤さん、社長だったんですか?」と、かなり驚かれた様子だった。願わくば、そのまま「シナリオライター」だと思っていてほしかった…。そう考えるあたり、自分の中にまだ“職人”に憧れる気持ちが残っているんだと思う。