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先日、仕事でご一緒した人が、こんな話をしていた。「ボクの場合はね。初対面の人には『アナタに会えて嬉しい』という思いがにじみ出るような接し方を心がけているんです。そうすることで、相手も自分に心を開いてくれるんですよ。」なるほど、そんな処世術もあるんだな…と感心してしまった。
ビジネスの世界では、初対面でわざと威圧的な態度をとったり、怖そうな顔をしたりする人も多い。いわゆる「かまをかける」というやり方である。その手法自体、「間違っている」と断言はできないが、私自信はあまりそうした手を使う人を好きになれない。もっと言ってしまえば、そうした人とはなるべく仕事をしたくないと思っている。
先述した方のように「会えた嬉しさ」を自然に出せる人は別として、半ば自己催眠でその感情を作り出すのは、ある意味では自分に嘘をつくことになるかもしれない。だが、それで相手とのコミュニケーションが円滑になり、仕事がスムーズに進むのであれば、そんな嘘は些細なことかもしれない。初対面の人に「心を開いてもらうこと」は、私自身が日ごろから目標にしていることの一つ。早速今日からでも実践してみよう。