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今から約2年ほど前だが、早稲田大学ラグビー部の監督・清宮氏(現サントリー監督)にインタビューする機会があった。その中、清宮氏がこう話していたのが非常に印象深かった。ラグビーというスポーツの独創性と自由度について聞いたときの回答である。「ラグビーは、決して自由なスポーツではありません。個人が自由にプレーできる場面は、1試合の中でせいぜい2~3回程度。決められたプレーをいかに正確にこなせるかどうかが問われるスポーツなんです」
手も使えれば足も使える。広いグラウンドを縦横無人に走りまわれる。一見、ラグビーは「自由」なスポーツに見える。だが「そうでない」と清宮氏は言う。大切なのは基礎・基本の積み重ね。身体を鍛え、正確にパスを回し、すばやく集まり、迅速に陣形を整える。こうした基本動作を的確にこなした方が、試合を支配する。だからこそ「日々のトレーニングと練習の積み重ね」が大切になってくるのだという。
ひょっとしたら、この言葉は「仕事」にもそのまま当てはまるのではないか。大切なのは、実は個性ではなく基礎・基本の積み重ねであり、例えば「約束の時間はきちんと守る」「大切な情報はメモを取る」「もらった手紙・メールにはすぐ返事を書く」「挨拶をする」といった当たり前の行動が正確・確実にできてこそ、初めて「個人技」が生きてくるのかもしれない。確かに、私自身に当てはめても「自由にプレーできる場面」は、年に1~2回程度のように思う。
by すみこば :2007年07月25日 12:26
同感ですね。
特に私達周辺の諸職業は、求人欄などで「クリエイティブ」という妙なジャンルにいれられていて、個性やオリジナリティが大事って思われてたりします。
勿論、必要になる面もありますし、それだけでつきぬけてる人も一握りいるのも事実ですが、やっぱり基本が大事。
営業だとコミュニケーション力が、とか、経理だと細やかさが、といわれてるのも一緒で、おっしゃってるように仕事全般にあてはまる気がします。
それで、たまに、ぴたりと自分と仕事の何かがあったときの喜びが、「働いててよかった」と思う瞬間なのでしょう。
今日の日記は、就職で悩んでたりする人たちに読んでもらいたいですね~。
でも、今は売り手市場だから、入ってから現実に直面して悩んでたりするのかな??
by satoh :2007年07月25日 13:44
すみこばさん、示唆に富んだコメント、ありがとうございます。この記事に同感してくださる方は、大よそ「基礎基本」がちゃんとした人だと思います。私自身は?ですが。(笑)
ある企業の社長さんが言っていたのですが「突き抜けている人」はごく一握りで、そういった人ばかりが華やかに紹介されるから、皆が「個人技」ばかり求める傾向にあるのだとか。
確かに今は売り手市場ですからね。現実に直面して悩む人は多いと思います。