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よく、クライアントの方から「制作費用の相場」について質問を受ける。「10ページくらいのサイトを作ったら、“普通は”いくらくらいなの?」といった具合にである。大よその標準価格を知りたい気持ちは分からなくないが、はっきり言ってしまえば、相場は「あってないようなもの」。いつも答えに窮してしまう。
例えば、10ページのサイトを作るにしても、大手のWeb制作会社に依頼するのと、駆け出しのフリーランスに頼むのとでは、雲泥の差がある。また、フリーランスの制作費用も、頼む人によって大きく差がある。10ページのサイトを10万円で受けてくれる人もいれば、20万でも受けない人だっている。さらに言えば、同じWebデザイナーに頼んでも、制作時期や制作期間、仕事の込み具合などによって、「受けてくれる金額」が変わってくるケースもある。あるいは、頼む人の「頼み方」や「人柄」、「仕事のしやすさ」などによって、変わってくる可能性だってあろう。
海外旅行のパック料金が、時期や渡航先によって異なってくるのと同様、制作費の相場を一概に示すことは難しい。逆に言えば、「どうしてもこの価格で」と言われた時、たとえ割に合わなくても、仕事が面白そうだったり、頼む人の気持ちや思いがこもっていたら、受けてくれるケースだってある。
もちろん、ある程度の常識的な価格は存在するだろうが、「相場」と呼べるほど市場化されていないのが、この業界。その意味でも、大切なのは制作費について「事前」にきちんと交渉することだと思う。りんご1つが100円でも100O円でも、買う人と売る人の間に合意があれば、何一つ問題はないのだから。
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