日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
編集における大切な仕事の一つに「校正」がある。メーカーで言えば品質保証のための「不良品チェック」や「保守・点検」に該当するもので、これをいい加減にすると、後々命取りになるケースもある。例えば、時刻表の数字に一つ間違いがあったとすれば、その影響で多くの人が大迷惑を被るに違いない。
その意味で、校正の仕事は「相手を信頼してはダメ」な仕事と言える。失礼な話かもしれないが、ライターさんの原稿を「この人なら大丈夫だろう」と太鼓判を押して読み込んでいても、細かな誤字を発見することはできない。たとえ信頼できる人の原稿であっても「この人は信頼できない!」と自らに催眠術をかけ、疑いながら作業に挑むことで誤字は発見できるのである。言ってみれば、校正作業においては「性善説」の立場を取ってはいけないのである。逆に、人と会う仕事においては「性善説」の立場を取り、相手を「いい人」と思って信頼して進めなければ、良い仕事はできない。
今日、そんな話をある取引先の方にしたところ「空港の整備士や校正作業員などは、心的な不安やストレスが強いせいか、平均寿命が短いそうですよ」との話をしてくださった。きっと「性悪説」な生き方は、長生きしないんだろう。逆に「営業マンは長生き」なのだとか。何となく分かるような…(笑)。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.con-text.co.jp/mt/mt-tb.cgi/576