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毎晩、事務所から駅に向かう途中で細い路地裏を通るのだが、その通りで、しばしばネズミにお目にかかる。路地裏は飲食店と飲食店に挟まれており、生ごみの集積所もあるから、ネズミにとっては絶好の棲家なんだろう。その路地裏は、健康そうな黒光りしたゴキブリが横断することも多い。
先日もその路地裏を歩いていたら、まだ子どもと思しき、私の親指くらいしかない小さなネズミがウロウロしていた。思わず「可愛い」と思い手を伸ばしたのだが、ふとそれがネズミであることを思い出し、手を引っ込めた。ネズミは私に構うことなく、建物の隙間へと消えていった。
ネズミは不潔なものの象徴として扱われるが、外見だけ見れば結構愛らしい。「不潔」を決め込んでいるのは私たち人間の固定観念で、人間が都市生活で排出した生ごみを糧とし、人間社会の汚い部分でたくましく生き抜く彼らからみれば、我々こそ「不浄」な生き物なのかもしれない。
「ドブネズミみたいに美しくなりたい」
ふと、ブルーハーツの「リンダリンダ」を口ずさんでしまった。
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