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発行遅延が意味するもの

080205.jpg1月で会社が創立6周年を迎えたが、恐らくこれまで発行した案件は数百に上るだろうと思う。新聞や雑誌記事の執筆、単行本の制作、加除式書籍の制作、CD-ROMやWebの制作、映像制作などその中身は多種多様だが、一つだけ自慢できることがある。それは、こちら側の事情で発行が遅延になったことが、一度も無いという点である。

例えば『CUE』や『特色ある学校づくり』は、出版社から制作をほぼ全面的に委託されているが、1日たりとも発行日を守らなかったことはない。親戚に不幸があっても、スタッフが風邪で倒れても、それを誰かがカバーし、発行日に間に合わせてきた。「CUE」は総勢10名ほどのスタッフが係わり、10件以上の取材先と調整を図り、写真や図表、イラストなども少なくない。そうした状況下で、一度も遅延がないのは、個々の制作スタッフの優秀さ、そして責任感の強さから来るものと考えている。

「出版社やプロダクションなら、発行日を守るなんて当たり前」との声も聞かれそうだが、この規模のプロダクションが、6年にわたって滞りなく入稿し続けていることは、個人的にはよくやっていると思う。発行日を遅らせることは、周囲の人々の打算をすべて狂わせることになり、その経済的損失は計り知れない。出版物の制作にかかわる人間たちは、もっとそのことを認識すべきだと思う。

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