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駅前の空洞化

080226.jpg先日、取材で岡谷に行ったときのこと。事前に「岡谷駅の前にLaLa岡谷という商業施設がある」と本間さんから聞いていた私は、取材が終わった後、そこで昼食を取ろうと思い足を運んだ。だが、行ってみてビックリ。4~5フロアはありそうな大きな建物なのに、お店が3~4軒しか入っていないのである。

「これは一体どういうことなんだ!?」と、最初は状況が飲み込めずにいたが、よくよく考えてみたら何のことはない。要はテナントが入らないだけの話。地方都市によくある「駅前の空洞化」という現象が、ここ岡谷でも進んでいるのだろう。後で聞いた話だが、幹線道路沿いのショッピングセンターに押されて低迷し、近くマンションに建て替えられるのだという。

そういえば、今から5年ほど前に富山市の「駅前商店街の活性化」を取材したことがあった。あの時、私が行政の担当者に「ちなみに○○さんは、どこで買い物をされるんですか?」と聞くと、バツの悪そうな表情で「いや、私も郊外の店に車で行くんですよね」と答えていたのが実に印象深かった。地方都市における駅前の空洞化は、もはや避けられない運命なのだろうか…。

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