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先日、文京区の小学校の取材帰り、澤田と二人で近くの東京大学にぶらりと立ち寄った。実を言うと、東大の本郷キャンパスに入るのはこれが初めて。これまで来たことがなかったのが実に不思議なのだが、おおここが最高学府かと感慨深い思いに浸りながら、正門をくぐった。(どうでもいい話ですが、「東大=最高学府」は、実は誤用らしいです)
門をくぐると、正面に美しい並木が開け、正面にはかの有名な安田講堂が構えている。昭和40年代、東大紛争で全共闘によって占拠され、自衛隊と激しい攻防を繰り広げたと言われるこの建物だが、今は前の広場で学生がお弁当を食べる風景が広がり、平和そのものという感じだった。その安田講堂の地下にある中央食堂で「中央カレー」をとったが、食堂の佇まいはどことなく私が通っていた大学に通ずるものがあった。
帰り道、キャンパスを歩きながら、ふと父がここの出身であることを思い出した。50年以上前、きっと昔と同じく浮世離れした風体でこの辺を歩いていたに違いない。
その後「赤門」まで歩き、記念に携帯で写真を撮影。ふと隣を見ると、澤田もケータイを取り出して、写真を撮影している。やはり考えることは同じか…と、なぜか赤門を背に、道路側を撮影している。「何やってるの?」と私が聞くと、「いや、ナチュラルローソンがあるんですよ。珍しいんで」とのこと。そりゃ、分かるんだけどさ…。多くの人たちが記念撮影をする中、一人だけ赤門に背を向けている彼を見て、ちょっぴり心配になってしまった。
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