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先日、ロケで行ってきた「前田オート 富士吉田スタジオ」は、なかなか面白い建物だった。テレビや映画のロケ専用の建物で、5階建ての各フロアに「オフィス」「会議室」「社長室」「応接室」など、実に様々な撮影部屋が用意されている。これだけのセットがあれば、「ショムニ」みたいなビジネスドラマなら、この建物だけで作れてしまうような気さえしてくる。
設置されているセットは、オフィス系だけではない。「大捜査会議室」や「接見室」「取調室」「霊安室」「独房」など、刑事もので使えそうな部屋もあり、「病室」や「茶室」、さらには「金庫」や「廃墟」なんていうのもある。もともとは、普通のオフィスビルだったようだが、建てられたのがバブル期だったこともあり、豪勢さの垣間見れる造りが印象的だった。
結局、私たちが撮影で使用したのは玄関のエントランスのみ。これだけの施設なのに少々もったいない思いに後ろ髪を引かれながら、富士山が見下ろす富士吉田市を後にした。次回、サスペンスドラマでも作る機会があれば、ぜひここでやってみたい。可能性は低そうだが…。
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