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先日、新宿西口を歩いていたら、ヘンテコな形をしたビルを発見した。普通は、直線であり直方体であるはずのビルが、曲線を基調としている。どことなく、タケノコのような形。新宿には結構頻繁に来るはずなのに、これまでまったくもって気付かなかった。まるで部屋の中のオブジェが増えたかのように、西新宿に新しいビルがポンと置かれたかのような錯覚を覚える。
ふと思ったのが、ひょっとしたら空間を捉える自分の能力が、低下してきているのではないだろうか。年齢的なものもあるので当然と言えば当然だが、最近は通勤途中の道に新しい店ができたり、事務所に新たなモノが増えたり、あるいは知人が髪を切ったりといった「変化」を察知する力が衰えてきたような気がする。それこそ子どもの頃は、近所の店の看板が変わっただけでも、気付いたように思う。
調べてみたところ、モード学園の「コクーンタワー」というらしく、まだ建設途中で、今年の秋頃にオープンするらしい。奇抜な形状は、さすがにファッション系の学校といったところか。とりあえずは「3年前にはもうあった」とかいう話でなくて、少しほっとした。
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