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日曜日、秋葉原で無差別の通り魔事件があったのだが、私がよくアキバに出かけることを知った仕事仲間が、「佐藤さん、大丈夫だったかと心配したんですよ」と話していた。確かに私は大のアキバ好きで、しょっちゅうヨドバシカメラに行っているが、幸いこの日は終日別件の仕事。ということで、皆さんご心配をおかけしました。
それにしてもここ最近、こうした意味不明な事件が相次いでいる。捕まった犯人は、動機について「誰でもよかった」と話しているそうだが、この言葉は以前、男性を駅のホームから突き落とした少年の言葉とダブる。物取りや強姦とはまったく異なる、無目的な犯罪。貧困が生む犯罪社会よりも遙かに恐ろしい、得たいの知れない魔物が、今の世の中には憑依しているのかもしれない。
この犯罪を、単なる「変人による奇行」と果たして言えるのか否か。世に渦巻く様々な矛盾や不条理が、人々の間に憎悪や自棄の心を生み、それが歪んだ形で表に出てきたのが今回の事件ととれなくもない。恐らく、こうした事件は今後さらに増えるであろうし、取締りの強化や厳罰化等の対処療法で防げる類のものではない。世の中全体の「不衛生な状態」を改善しなければ、今後も同様の病原菌は生まれ続けるであろう。
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