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事務所に泊まり込んで仕事をしたり、早朝まで飲んだくれていたりして、始発で家に帰るというケースがたまにある。ほとんどは、飯田橋から北へ向かう南北線なのだが、先日はたまたま中央線の始発に乗る機会があった。土曜の朝なので、人は少な目であったが、都心に向かう始発とあって、いつも私が目にする光景とは、少々趣を異にしていた。
少し離れた所に、30前後と思しき夫婦の姿があったが、彼らはレジャーの専門紙を熱心に読みふけっている。どうやら「釣り」の専門紙のようで、男が熱心に何やら語っている。かといって釣り道具は持っていない。土曜の朝4時半から釣り道具も持たずに釣りの話をするとは、いったいどういう釣りマニアなんだろう・・・なんて考えていたら、その夫婦は新宿の一つ前、大久保で降りていった。
「始発」に乗っている人間は、いろんな「ワケ」がある。これから「行く」人もいれば、ようやく「帰る」人もいる。いつも始発に乗ると、ちょっとした「人間観察」をして、乗車する人たちの素性を考えたりしているのだが、中央線沿線の「始発」は、前述の夫婦をはじめ、私のシミュレーション能力を遙かに超えているらしい。
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