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五輪のスリム化

080819.jpg五輪も終盤戦に入り、個人的に気になっている競技は、ほとんどが終了した。具体的には、水泳、柔道、体操、陸上などの個人種目、団体競技ではバレー、ソフトボール、女子サッカーなどに注目していたが、いずれも実力者が存分に力を発揮し、白熱した戦いを観ることができて満足している。

一方で、あまり興味がない競技が野球とサッカーである。どちらも真の世界一を決める大会とは到底言えないメンバーだし、WBCやW杯など五輪以上に権威を持つ大会がある。その意味では、各国の選手もどれほど本気なのか、眉唾な気がしないでもない。少なくとも個人競技のように、「この大会のために4年間のすべてを捧げてきた」という選手は、ほとんどいないであろう。

個人的な意見を言わせてもらえれば、「星野ジャパン」や「反町ジャパン」が注目を集めることで、個人競技に人々の関心が向かないくらいなら、いっそ五輪から野球やサッカーをなくしてほしいと思っている。事実、野球は今回がラストとなるが、その代わりにWBCを盛り上げ、メジャーリーグの選手が勢揃いするくらいの大会にしてほしいと思う。そうなれば、こんなに面白いことはない。イチローが1番、松井が4番を打ち、松坂がマウンドに立って、アメリカやドミニカと本気で戦う真の日本代表の試合。観たくない人はいないであろう。

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