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土曜日の宴席のお酒も抜け切らぬまま、日曜日は早朝からあるシンポジウムに行ってきました。テーマは「ほんの小さなきっかけで大きな未来を」。タイトルだけ見ると何なのだろうとお思いの方もいるでしょうが、いわゆる「発達障害」について考えるシンポジウムで、そうした子どもを持つ保護者の方々や学校の先生、教育委員会の方々などが、多数参加されていました。
午前中、主催のNPO法人エッジや杉並区の学校、品川区などの取り組みについて紹介があった後、午後からはこの分野の第一人者である上野一彦先生と「いま、会いにゆきます」の著者・市川拓司さんのトークショーが行われました。実はこのお二人、ディスレクシア(発達障害の一つで読み書きに困難がある)を自認されていて、子どもの頃は、ずいぶんと大人の手を煩わしていたそうです。しかし、周囲に理解ある大人がいたことで、自らの能力を最大限に発揮することが出来、押しも押されもせぬベストセラー作家、学術研究者として名を馳せるようになったとのことです。
お二人のトークは、とても「カオス」な感じで飛びまくっていましたが、それでも心にストレートに響くものがあり、色々と考えさせられました。上野先生、市川さんがこうして活躍していることは、あるいは「奇跡」に近いのかもしれませんが、「ほんの小さなきっかけ」があれば、人は自らが持つ羽を大きく広げ、羽ばたいていけるのかもしれないなとを思った次第です。
「特別支援教育」は、学生時代に心身障害学を専攻していた私にとっても、常に気になるテーマ。今後も、こうした機会があれば、可能な限り参加したいなと思っています。
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