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「テロリズム」という言葉の定義を調べると、「特定の政治的目的を達成しようとする暴力行為」(Wikipedia)とあった。なるほど、いわゆる「9.11」はアメリカ合衆国支配の政治・経済的支配に対する抵抗という意味でのテロであろうし、映画化されたミュンヘンオリンピック事件、大韓航空機爆破事件なども、政治的利害の絡んだ典型的テロリズムと言えよう。日本でいえば、かの「浅沼事件」や「三菱重工ビル爆破事件」などが、該当するのかもしれない。(サリン事件は微妙なところだが・・・)
先日、元厚生次官とその妻が殺傷された事件が起きた時、新聞に「連続テロか」との見出しが踊った。だが、私は何となくその見出しに違和感を覚えた。少々不謹慎な言い方になるかもしれないが、今の日本にそんな「気骨」のある奴がいるんだろうか・・・と思ったのである。まして、すでに現職を退いた厚生次官を狙う政治的利害得失も理解できない。単なる目立ちたがりの愉快犯ではないだろうかと思っていた。
私の予感は半分当たり、半分外れた。一応の動機があったという点では「目立ちたがりの愉快犯」でなかったが、やはり到底「テロ」と呼べる代物ではなかった。それにしても「ペットを殺された恨み」とは・・・それが真の動機ではないと思うが、国を騒がせた一社会事件としてはあまりにも民度の低さを露呈しているようで情けない。外国人がこのニュースを知ったら、一体どう思うのであろうか。
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