ポリフォニーな関係性の中で

2007524s.JPG澤田です。今日は音楽の話をしたいと思います。その前に少し、個人的な音楽活動の変遷について紹介させていただくと、5歳ごろよりピアノを習い始め、15歳の頃から独学で作曲を開始。今はクラシック音楽の作曲家に師事し、和声学という音楽理論について勉強をしています。

《↑ドラえもんと一緒でちょっと嬉しい》

で、タイトルの『ポリフォニー』とは何か??
無理やり一言で説明すれば、“それぞれの声部が同等に独立した旋律によって進行する多声的な音楽”のことを指します。(説明ベタですみません…。)和声学上、ハーモニーとは『ソプラノ』『アルト』『テノール』『バス』の4つの声部が重なることによって生まれますが、ポリフォニックな音楽とは、それら4つの声部が、各自に独立したメロディを奏でており、それが重なり合うことで生まれたハーモニーが、一つの巨大な音楽として進行していくのです。なんだかこう書くと壮大な感じがしますね~。

ポリフォニー的な音楽進行は、主にクラシック音楽やアフリカの民族音楽に多数見受けられます。ある民族音楽学者が書いた本には、熱帯のジャングルに住まう民族が奏でる音楽について、「元々は素朴だが非常にポリフォニックだった音楽が、先進国によって植民地化された途端、独自性を失いモノフォニー的(ポリフォニーの対義語で、単独の旋律のみによって進行していく音楽のこと)になってしまった」との記述もなされています。民族音楽の構造は、その国の文化や思想を敏感に反映しているのかもしれませんね。

このような『ポリフォニー』についての考察は、小説や絵画などの芸術分野に限らず、例えば会社など実際の共同体についても応用できるような気がします。個人的には『会社のため』というモノフォニー的価値観によって行動するよりも、まず個々が『自分のため』に興味のあることに没頭し、それを共同体としてビジネスに昇華させていく方が、「おもしろいなぁ」と思ってしまいます。この考え、甘いですかね…甘そうですね…。しかし入社して約2ヶ月、そんな鳥肌の立つくらい甘ったるい思考を持つ私が、一度も不自由感を感じたことがないのは、きっとコンテクストという共同体がポリフォニックに機能しており、なおかつ我が社長・佐藤のマエストロとしての手腕がとっても優れているからでしょう、と、最後にちゃっかりヨイショしつつ今日はこのへんで終わりにしときます。

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comments

難しいこと考えてますねえ。でも的を得ていると思います。どんどん個性を磨いてくださいね。

kageyamaさん、コメントありがとうございます!説明が下手くそなだけで、本当はあんまり大したことを考えていません…。もっと読みやすい文章が書けるように、腕を磨きたいと思います!

こんにちは。
澤田さんは作曲をなさるんですね。ぜひ(株)コンテクスト社歌を作曲してください。
それを毎朝歌って仕事をスタートすると・・・モノフォニー的発想でしたね。

Nagaoさん、コメントありがとうございます!そしてCUEではいつもお世話になっております。
私が社歌を作った場合、おそらく社員全員のモチベーションが瞬く間に下がり、仕事が手につかなくなるという事態が考えられます。社長的には「15の夜」を社歌にした方が良いと判断されるでしょう。歌うのは、朝ですけれども…。

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