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澤田です。昨日、取材で牛久市の近辺へ行ったため、帰りに牛久大仏を拝観してきました。
牛久の大仏様は、牛久駅からバスで40分ほど行った山の中に、にょっきりと御座してあられました。まぁ色々と感想はあるのですが、まずはこの一言を言わせてください。
でかっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
牛久大仏は体長120m、体重4000t、左の手の平の上に奈良の大仏がすっぽりと収まり、自由の女神像のおよそ3倍の高さがあるという、ギネスブック公認の世界一でかい大仏様です。上記の写真は牛久浄苑に向かう途中のバスの中から撮影したものですが、あまりのでかさに「ドリフずっこけ」をしたくなるほどでした。
牛久の大仏様が素晴らしいのは、外観ばかりではありません。大仏様は『カーテンウォール方式』というハイテク技術によって建造されたことにより、巨大な外観を誇示しつつも内部は空洞になっていて、そこには拝観者の心を揺さぶる様々な「間」が用意されているのです。
まず拝観者が足を踏み入れるのが「無明の間」。大仏ガイド(?)のおばさまに案内されるまま室内に入ると、いきなり後ろの扉がウィーンと閉まり、隣の人の姿さえ識別できないほどの暗闇が部屋中を覆います。ガイドさんによると、この暗闇は自らの欲望の深さを表しているそうです。「へぇ~」と聞き流しつつ、過去にあった嫌な出来事を軽く思い出し、ブルーになったところでイン・ザ・大仏。
大仏1階には、輪廻転生やら何やらの模型が並べられていて、そこから螺旋階段を上がると、2階では大仏様ができるまでの経緯がパネルで紹介されていました。パネルの一つに、穏やかに微笑むおじいさんおばあさんが大仏様の足元に向かって列をなしている「大仏様に導かれて…」というタイトルの写真があり、「これは見ようによっては、まるで…」と、ひとり冷や冷やしていました。
大仏2階からは一気にエレベーターで85m付近まで上昇し、大仏様のお胸にある3つの小窓から、眼下に広がる景色(主に工場地帯)を堪能することができました。その他、黄金の体内仏やら写経の間やら相田みつを氏の詩集やら、ご老人の琴線を直撃するスポットやグッズが凝縮されており、牛久の大仏様の懐の深さを実感した次第でございました。
おみやげ売り場にあった前衛的な大仏様
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