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懲りずに、”夏休みのような企画”2週目です。
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#1夏の読書感想文
今回は、わりとしっかり学問な本を読みました。
『系統樹思考の世界』すべてはツリーとともに 三中信宏
―Alles mit Stammbaum und nichts ohn` ihn.
(万物は系統樹とともにあり、それなしには何ものもありえない。)
扉を開くとそんな意味深なことば。
「独立行政法人農業環境技術研究所生態系計測研究領域上席研究員」などの肩書きを持つ著者ですが、本文中にも、書きながらはまっていたとみられる歌劇「トゥーランドット」のセリフや、パウル・クレーの引用などをいたるところに散りばめて、「三中流・系統樹ワールド」をつくってしまっているあたり、なかなかおちゃめな人と推測します。
ところで、この本の中での「系統樹」とはなにか。
本文中にあるのは…
○生物のみではなく、無生物にもあてはまり、系譜に沿って体系的に理解する手段。
○過去から伝わってきた「もの」のかたちを変え、中身を変更し、将来に残っていくすべてのもの、身の回りの多くの「進化」をみる視点
○世界の多様性を系譜という観点から理解しようとする(私たちが経験する多様性はどうやって生じたか…真の意味でばらばらに作られていない限り、生物も無生物も「系統樹」を共通のツールとして理解できるはず)ための方法
…ということですが、断片的で、しかも箇条書きになってしまいました。かなりの内容が詰め込まれていて、どうにも要約できなかったというのが本音です。一章だけ読んでも、ところどころに興味が持てる部分があり、それについて調べたり考えたりすると別の何かにはまっていくような、知の底なし沼が待ち構えていたので、そそくさと現実に帰ってきてしまいました。
それにしても、ものの考え方の枠について知ることは楽しいです。
(もちろん○○論とか、××的思考ということだけではなく、
野球にも料理にもオタマジャクシにも、その世界ならではの宇宙が広がっていそう)
どう理解するかは、パソコンで言えばアプリケーションのような感じで。
”拡張子の変化するファイル”みたいな現実の項目は、何で開くといちばん自由か、つまり、「そのファイルでやりたいことがいちばんやりやすいか」直感的にはなかなかわからない(とくにはじめのうちは)。
著者は(その意向に沿うかはさておき)この本のなかで、学問での分類体系について、”分類基準を変えればどのようにでも変わる”と言っています。もしかしたら、どんなファイルも開けるのが、この「系統樹」なのでしょうか…”これまで読み書きできなかった「図形言語」によって、世界が系統樹という共通語で結びつく”という記述もあるように。(完全に、推測です)
ある一つのことを、いろんな形で開いてみるだけで、毎日はかなり楽しめそうです。
(こちら側のなにものをも動かさなくとも。)
現実って、すごいなぁ。
今回のテーマは「お盆」です。
〇Bon vacation
(お盆休み。そのままです。)
〇The city is deserted during the bon holiday.
お盆の時期、都心はがらがらだ。
(ちなみに千代田線は、いつもとはまた違った層によってにぎやかでした。でもこのくらいいつも空いてるといいのになぁ)
〇The festival is said to have originated as a combination of the Star and Bon Festivals
ねぶた祭りは、七夕とお盆の行事が結び付いて始まったと伝えられています。
(そうなんですか。そういえば私はねぶたとねぷたとの違いがいまだにわかりません。)
〇ride a bicycle with one hand and carry trays
片手で自転車を運転しながらお盆を運ぶ
(お盆違いです。危なっかしい、そば屋の出前。)
引用:Space ALC 英辞郎 …気力が続けばまた次回。
←カリスマとうふシリーズ。2個いり。
開くと中から挑戦的なメッセージが…
(ちなみにえだまめ味は、おつまみ用らしいです。よせ豆腐の枝豆味はすごくおいしいのに…)
同じカリスマとうふシリーズには、バニラやストロベリーもあり。紅茶のフレーバーティーが好きな方は、大丈夫かもしれません。(だめかもしれません。)
以上で、夏休みのような企画・その2を終わります。
暑い日が続きますが、がんばりましょう。
では、また来週。