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映像業界には、「シズル職人」なるものが存在するらしい。
その前に、シズルとはそもそも何を指す言葉なのか?
シズル(sizzle) =英語で「肉がジュージューと焼けている様を表した擬音語」を意味する。転じて、食材の鮮度やみずみずしさ、調理風景の臨場感などを表す言葉として用いられるようになった。主に、「~感」とセットで使用されることが多い。
使用例
「テレビで紹介されている牛肉はシズル感が出てて美味しそうだ。」
「湯気のシズり具合が少し甘い。」
「あの通販食品のシズル感には騙されまい。」 など
広告、映像業界では、食品の売り上げを伸ばすため、あるいは料理番組の視聴率を上げるため、「いかにシズル感を上手に表現するか」が重要なポイントとされているらしい。
そこで、登場するのが「シズル職人」たちである。
彼らは、視聴者に「これ美味しそう!!」と思わせるため、画面いっぱいにシズル感を押し出すことに尽力している。たとえばラーメンの「アツアツ感」を表現するためにドライアイスをたいて湯気に見せたり、果物の「もぎたて感」を表現するために霧吹きで表面に水滴を付けたり、カニの「身がギッシリ詰まってる感」を表現するために、カニの足を折った瞬間に下から(画面では見えない部分から)スポイトで水を噴射し、いかにもカニのエキスが溢れ出たような演出をしたりしているのである。
またシズル感とは異なるが、化粧品のCMなどでは、モデルの顔のシワやシミをパソコンで1コマ1コマ消し去っているらしい。どうりでマネキンのような浮世離れした顔になるわけである。
まぁ、でも、
いつもありがとうございます~。
これからもよろしくお願いいたします~。
失礼します~。
(澤田)
もぎたてのガムテープ
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