紙の名前について深まる謎

澤田です。しばらくの間、更新を怠り申し訳ございませんでした。最近スタッフブログの管理が甘いため、ブログの見直しを図り、体制を立て直すことにしました。来週からは、前田、堀野、澤田の3名により、毎週火曜日、週1回のペースで更新していく予定です。定期的に更新を続けていく所存でおりますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

さて今回ですが、「印刷用紙の名称にはナゼか風変わりなものが多い」ということについて、ちょっと書き記しておきたいと思います。最近大学のパンフレットを制作する機会があったのですが、その際パンフレットに使用する用紙を選別するために、「用紙見本帖」なるものをパラパラとめくっていると、ふいにこんな名前が目に飛び込んできました。

「サテン金藤」
「……、誰っ?」

ということで、私の独断と偏見に基づき、少々変わった名前の紙を、その性質とともにいくつかご紹介させていただきたいと思います。

例えば………

優れた印刷再現性と高級感を損ねない絶妙なしなやかさを実現した「OK嵩王」。

微塗工紙の常識を覆し、印刷面と白紙面のコントラストを絶妙に再現した「OK嵩姫」。

そして、クラス最高の紙厚と印刷再現性の両立に成功した「OK嵩百合クリーム」!

続いて、金藤を超えた金藤、ダルアート紙の決定版にして超高級印刷用紙「ウルトラサテン金藤N」!!

しなやかなフィーリング、優れためくり感、技の多彩さなら負けない「金藤片面」!!!

おーーっと、ここで乱入してきたのは、“肉屋の前かけ”が命名の由来「ブッチャー」だ!!!!

足元には「ピジョン書籍F」もいるぞ!!!

窮地に陥った金藤!!ここで雑誌本文、商業印刷等に最適「OKエバーライトロイヤルウルトラ」を繰り出したぁぁーーっ!!

ブッチャーが、高白色・高不透明を兼ね備えた「スノーマット」に沈むぅぅぅ!!!!!!


……はい、ということで、以上変わった紙の名前と性質についてでした。

ちなみに、紙の名称は、誕生した時期や開発者の名前が命名の由来となっている場合が多く、時には製紙会社で名称を公募することもあるそうです。それから紙のレビュー(?)についてですが、あくまで見本帖に書かれてある表現を引用しており、脚色はほとんど加えていません。「絶妙」とか「しなやかなフィーリング」とかいった単語に触発されて、プロレス実況中継風の紹介になってしまったことをお許しください。

あと、個人的に気に入った紙の名前は、 「岩はだ」 です。

説明不要!

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